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高等学校等卒業予定者のための就職支援要請を行いました。

 7月28日と30日に、塩田知事と東條県教育長に対し、高等学校等卒業予定者のための県内就職支援をお願いするとともに、鹿児島労働局と経済団体4団体に対し、県連合校長協会と合同で県内就職促進のための取組を要請しました。塩田知事には、ご就任後すぐにもかかわらずご対応いただき大変有難く思いました。 
 鹿児島労働局から発表されました本年3月の県内新規高卒者の就職内定率は99.4%と高水準で推移し、県内就職割合は 53.5%となっています。
 最近の新規求人数の動向は、新型コロナウイルス感染症拡大による業績悪化の影響で採用抑制の動きが出ており、来年度の新規学卒者の採用動向も不透明感がみられ、採用を中止する企業もあり、一部では、リーマンショック時の就職困難事態の再来も想定されているとの報道もあります。
 こうした状況を踏まえ、障害のある生徒も含め、生徒が一人でも多く県内に就職できるよう、また、現在の社会情勢等による生徒の不安感の払拭や新たな氷河期世代を生じさせることのないように、採用枠の確保などについて依頼しました。
 これに対し、経済団体からは、「新型コロナウイルスの影響で企業の業績は悪化しており、雇用維持が精一杯で、新規採用は厳しいところが多い。ただ、昨年までは、人手不足で欲しい人材を採用できなかったので計画的に採用していくことも必要である。県外も同じ状況なので、県内企業にとっては人材確保のチャンスかもしれない。また、時代は大きく変わり、企業が生徒に求める能力も変わってくる。教育も大きく変わるだろう。」などの意見も聞かれました。
 大変厳しい採用動向になることも予想されます。就職は人生の大きな節目です。都会への憧れや給料の高さだけで決定するのではなく、自分がその会社でどう活躍できるか、10年後の自分がどうなっているかなど、生き方を考えるチャンスでもあります。
 今年の高校生は、現在の社会経済情勢や雇用環境の不透明さに不安を抱いているものと思います。その不安を和らげる意味でも、また、子どもの希望・適正にあった就職を実現し、ミスマッチによる早期離職を防止する観点からも、この機会に、親子で、「就職する」ことについて、「働く」ことについて、じっくりと話し合ってみてはいかがでしょうか。
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塩田知事への要請(7月30日)
2020年8月 3日

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